Be simplist.

シンプリストになりたいマイペースな私の日常記録

相方が鬱になった話。②

ずぶ濡れになって帰ってきた夫は 生気がなくて、目も虚ろで、やっと歩いてる といった感じ。

私は濡れてる事にびっくりしたのと、 無事帰ってきて安心したのと、 心配かけてくれるなよという怒りで、 感情がぐちゃぐちゃになって涙が止まりませんでした。

とりあえず庭に2人で腰掛けました。 しばらくただ星を見てボーッとしてました。

どれくらいの時間が経ったかは覚えていません。

そしてポツリポツリと話を始めました。

どうして濡れてんの? 川で泳いでた。

何で? もう俺は必要ないと思ったから。

私を置いてくの? …帰らなきゃって思った。

子供の事とか考えないの? 申し訳ないと思ってる。

ちょっと変だよ。どうしたの? ………。会社で殴られた。みんなの前で。

びっくりしました。 今この時代に会社で人を殴るってあるの?と。

ざっくりとした経緯は 色んな人に対してパワハラする上司がいました。 その時はたまたま夫がその対象になったようで 会社の人が大勢集まっている集会で 上司の思い通りにならない出来事が起こり、 カッとなった上司のそばにいた夫が殴られた。 その場を大事にするわけにはいかないと判断して やり返すことはしなかった。 グッと我慢して堪えた。という内容。

けど、どんなに考えても納得が出来ず ずっと苦しんでいたようでした。

もちろん私は夫に非はないと思っています。 例え夫が仕事上のミスをしていたとしても 暴行を受ける言われは一切ないと思うからです。

夫も頭では殴られる程の理由はないとわかっています。 それでも声に出せなかった理由は 一番に家族の事を考えたからだと言いました。

もし、自分のその時の感情に全振りして殴り返したら クビになるかもしれない。家族のいる身でそれはダメだと。 プライドより家族を選んでくれた事に感謝しかないです。

でも、そんな苦しみを抱えて仕事をしているなら 今の仕事を辞めて新しく探して欲しい、と話しました。

つづく。